ふぬ

昨夜から雨が降っていた。昼間に目を覚ましたが、ずっと降っていたようだ。雨は好き。でも今は嫌い。だって暗いんだもん。こんな気分のときは憂歌団を聴くに限る。そしてどこにも行かない。家に籠もる。籠もりっぱなしだった今年の春夏はモクるときにベランダで太陽を浴びてビタミンを生成し、それを煙でダメにしながら、日々悶々と生活している間に終わりを告げた。これから空気が乾いてくる。空の青さがマス。太陽の光もオレンジから黄色または白へと変化する。こんなときは旅に出たい。2ヶ月後またあそこへ行くだろう。去年と同じあの街でカメラを片手に放浪するだろう。そしてさらに遠くへ旅立つ決意を固めるだろう。