酔っぱらい雑感

親父からの電話で誘われ、焼き肉を喰いに出かける。夜10時に店に入り、ビール3杯と濁り酒、そしてたらふく肉を頬張ってきた。肉と魚どちらが好きか、こんな内容の質問が時にある種の心理テストのようなもので出題されるようだ。統計でみると、肉が好きと答える人は好色家っちゅうか浮気性の人が多いらしく、魚と答える人はそうでもないらしい。とある歌手の書いた曲が肉についてのものであったが、妙なエロスを醸し出していたことから鑑みるに、肉はそれと結びつきが強いようである。小生は魚が好きだが、中でも刺身が好物。やはり活きのいいナマがイイ。ピチピチっちゅうかモギタテっちゅうかなんちゅうか新鮮なのがイイ。もちろん肉も好き。ステーキの焼き加減はミディアムレア。焼き肉ではほとんどの部位を食らう。レバーが好きだが、これもナマっちゅうかレバ刺しで喰うのがイイ。ナマないしはナマっぽいのが好きである。ビールもナマがイイ。日本酒もナマ搾りってのがイイ。小生が仙台にいたころの事だが、親父が仕事で在仙して、たまたま翌日が休みだったときに、ニッカウィスキーの工場に行ったことがある。そこでは搾りたてっちゅうかできたてのウィスキーが置いてあった。ウィスキー特有の熟成されたまろやかさはなかったが、若さっちゅうか初々しさがあり、かえってできたての方がおいしく感じた覚えがある。小生は今年1年生だが、初々しさなど微塵もない。通常あってはならぬというかあまり好ましくない状況だから当たり前なんだが。一歩ずつ着実に前進している人を見かけると正直なところ羨ましく思う。そしてそういうのを見て、自分がさらにもう一皮ムケねばならんなと思うことがしばしばある。堂々巡りがキーワード。今までの経験から物事を考えるようになるのは悪いことではないが、そこから一歩踏み出せてない、くるくる回って同じところを行き来し、結局は同じ地点に留まってしまっているのである。現状を脱却しなければ何も変わらない。なんとか脱却を試みるも、なかなかうまく行かないっちゅうのが堂々巡りを助長しているようにも思えるが、このループを超えたとき、本来あるべき初々しさなるものが自分の元にやってきて、それが現在抱えているメビウスの輪的な問題を解決し、また新たな問題に直面する、つまりは次の段階へと進むことになるだろうと期待している。浪人時代を終えて大学に入り、人が変わったと言われた事からも何らかの変化が訪れるように思う。アフォだよなー、こんな事に今更気がつくなんてさ。そんな自分にゲンなりしつつも、日記を書いてる自分が好き☆